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2021.09.17固有受容覚・前庭覚をそだてよう!

皆さん、こんにちは!

今日は「感覚」のお話です。私たちが日ごろ意識する感覚は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚とありますが、実はこれらの五感以外にも「固有受容覚」と「前庭感覚」という大事な感覚があります。

固有受容覚のはたらき…力加減/運動コントロール/姿勢バランス/情緒の安定/身体の地図・機能の把握
前庭覚のはたらき…覚醒/抗重力姿勢/バランス/身体機能の把握/眼球運動

例えば、「姿勢をまっすぐ保って座る」という動作は、前庭覚(バランス)と固有受容覚(重力の働きにあらがう力)がともに発達していくことで、できるようになっていきます。また、「スプーンや箸がうまく持てない」「Tシャツをうまく脱げない」という背景に“身体の地図・機能の把握”が関係しているかもしれません。

これらのはたらきの発達を促すためにも、多様なプログラムを用意して子どもたちを迎え入れたいと思います(^^)

 

担当*中馬